chiaki's memo

歌ってたり、歌ってなかったり どうでもいい話が8割。

遊びをせんとや生まれけむ

昨日一昨日くらいから体調が戻ってきて、早朝ウォーキングもどきを再開した矢先
また色々と仕事etc.でゴタゴタ勃発。そして戻らぬ生活リズム…。
なんか仕事絡みでトラブル多いって事は、もうお前は仕事するなってことですかね?!

なんしか、「意見をちゃんと言う」ということに関して
うまくいかないなあ、という感じ。
話し合いの場を設けている、時間を割いている状態で
「どうしたいのですか」「どう思っているのですか」という話をしているのに
その時になにも言わずに、あとから「あのときはこう思っていた」と
後出しジャンケンされると、正直戸惑う。

ただ適当に返事をするのは簡単。
でも、思うところが確かにあるのにそれを適当に流すのって
すごく失礼なこと何じゃないかと思う。
…から、思っていることは言う。
そのときに自分の気持ちですらわからないなら「わからない」と言う。
言って分かってもらえそうな人なら尚更。


イギリスにいたとき、常に自分の意見を聞かれていた。
どうしたいのか、朝はトーストがいいのかスコーンがいいのか
コーヒーがいいのか紅茶がいいのか。
紅茶がいいのか紅茶がいいのかやっぱり紅茶が一番だから紅茶がいいよな?
基本的に気分がいつも曇り空のホストファザーに
「どうしたいのか、言うんだぞ」といつも言われていた。
上手でない英語、そもそもあまり意見を真っ向から言う習慣がなかったけど
なんとかそれでも伝えようとしていた。

小さい頃から今に至るまでずっと、日本の教育・企業・組織に馴染めずに生きてきて
それは自分が悪いんだと思って、なんとかうまく迎合しようと生きてきたけど
全く上手く行かず、時には体調崩して強制終了せざるを得なくなったことも何度かあり
違う世界に行きたくて行きたくて仕方がなかった。
どこかに自分を受け入れてくれる・心穏やかに生きられる場所があるんだと信じて
そのために何が出来るようになればいいのかをずっと考えて生きてきたものの
色んな事が出来るようになっても、どんどん器用貧乏になるだけで
状況は変わらず、言いたいことを言わずにおれない性格も時には災いして
逃げるようにその状況から脱出したこともある。

半ばリストラをきっかけに、最後のチャンスかもしれないと思って行った
大好きなポワロ・ホームズ・メリーポピンズの舞台の国は
本当に何一つ困ることはなかった。
友人・滞在先の家族・お世話になった地域の人達もみんないい人。
茶店で天気の話をしただけの、知らないおばあちゃんがケーキおごってくれたり
日本に帰るときは泊まっていたホテルが一緒になっただけの
パイロットのおじさんがホテルから空港まで30キロ近い荷物を運んでくれて
チェックインカウンターまで案内してくれたり。
帰国のときはみんな「いつでも帰ってきてええんやで!」と言ってくれる人ばかりだった。

その反面、イギリスで出会った日本人によって嫌な思いをしたり
トラブルに遭ったりして、自分が日本人であることが恥ずかしかったり
自分自身が気持ち悪くなったりするようになってしまった。
それは帰ってきてからもしばらく引きずっていた。
英語が満足に話せるわけでないのにその状況って異邦人・余所者感ハンパないよ…!
それに、嫌なものを嫌だという性格はもう治らない。
イギリスに半年行ったからとて、英語力なんてアイ・アム・ペン!から
アイム・フロム・ジャパーン!に経験値があがったくらいのもの。
私がイギリスで得たものは自分の意見として発言することを自分で肯定することだと思うし
ちょっと怖いなと思っても「私はこう思う」「そうは思わない」と言うのを
恐れないようにしようと思ってる。

私がイギリスに居たときのホームステイ先は、
もう数年前に学生の受け入れをやめていた家庭で
そもそも一ヶ月だけの契約のつもりが延長を承諾してくれたということを帰国直前に知った。
特になにか一緒にどこかに行って派手に遊んだりしたわけではなかったけど
一緒にテレビ見て、ご飯食べておやつ食べて
新聞のクロスワードパズルやって、人生で一番心穏やかだった時間。
滞在の交渉をしてくれていた学校のスタッフに最終日にお礼を言うと
「あなたみたいな学生だったらまた受け入れてもいいって彼ら言ってるのよ」と言われた。
いつでも帰っておいでと言ってくれる人がいる限り、
自分の言いたいことを言える自分でいようと思う。
残念ながらこういう人間、一般企業では扱いにくくて仕方ないけど。


ってなわけで、一生遊んで暮らしたいです!
どうせ遊ぶなら一生なんて一度切り、フルスイングで遊びたいところ。