chiaki's memo

歌ってたり、歌ってなかったり どうでもいい話が8割。

10年とちょっと

普通に仕事だったりで今年はあんまりゴールデンウィークっぽくなく
逆に言えば平日感がない日常なのかなとも思ったりするけど
やっぱり月曜日が来るのは憂鬱。


今日は某ジャズイベントがあったので、
10年くらい前にバイトしていた店に行ってきた。
そこを紹介されて働き始めたのは19歳のとき、確かお店にはその当時
扉に「未成年おことわり」みたいなサインが貼ってあり
こちら未成年なんだけどいいのかね?と思ったのが第一印象。
2、3年バイトしていたように思うので22歳くらいまでか。

それから10年とちょっと。今日まで殆ど近付かず。
近付けず、と言うべきなのか。
幸か不幸か色んなものをたくさんそこで見て聞いて
それらは自分が最初に受けたジャズの洗礼からは遠いもので、
その界隈を近寄るのさえ動悸がするくらいになり
今まで極力近寄らなかったし、1人では絶対に通るのも嫌で
控えめに言って「みんなトイレに流れてしまえ!」と思いながら10年近く経ってしまったけど
いつまでもそう燻っているのもどうなの、と心の中で思っていたのかもしれない。

私は皿やグラスを洗ったり、「ちゃんとお客様とお喋りして頂戴!」と言われながらも
「おもろい話以外聞かへんで」の姿勢を崩さずに、ただ飲み物を作っていただけなので、
その店の普段の値段をちゃんと知らないんだけど
その当時、お客さんが1人当たり7,000円、8,000円払っていくのを見ていたので
1,000円で入れる時じゃないと行くこともないということもあり。
とりあえずは逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ!と思いながら到着。

 
お客さんのタバコを買いにいつもパシっていたコンビニはなくなっていて
周りのお店もだいぶ変わり、外観も改装されていて、なんとなくお上りさん状態。
二度と来ないし関わらないと思っていた場所はいざ入ってみると
内装は変わりなかったものの、明らかに他の色んなものが経年変化していて。
まあ当方につきましても順調に劣化してまして、ってことなんだけど!

「超満員」と今日のボーカリストは言っていたけれど
10年前はそれぞれのステージが終わった時点で
次のステージを聴きに来た人の長蛇の列、
椅子も追加に追加の上、更に立ち見でぎゅうぎゅう詰めだったので
今の状態を見ると、これで超満員ならイベントに来る人がかなり減ってるのかなという印象。

10年前はとても大きなもののように思っていたことも
今になって眺めてみると、そんなに大きくもなく
自分がずっと燻っていたこともとてもくだらなく小さく感じて
「なにを今までこじらせてたんだよ自分のバーカバーーーカ!!」と思いながら帰ってきた。
店を出た時点で気力ゼロになっていたので他は行かずにリタイア…。家に帰って爆睡。
モヤモヤの克服が(たぶん)できたから良しとする…。

冷静になって考えてみると、ここで「もう関わらねえよ!」と思ったから
当時商業ビルの中にあったタワレコ
中古CDレコードの催事でCDを漁る日々になったわけで
それにより買ったCD達からの恩恵は大きい。
ジャズコーナーの棚見てたら知らないおじさんがCD買ってくれたりね。
12年前くらいってYoutubeなかったもんね。iPhoneもなかったし。
その時はパカパカかスライド式の携帯だった。

なぜそんなに頑なに嫌悪感を持っていたのか、
きっと私の世界が狭かったんだと思う。
自分のバーカバーーーーカ。

まあでも今後積極的に足を運ぶようになるわけでもなく、
帰り際に「月に一回でもいいからまた手伝いにいらっしゃい!」と言われたけど
たぶん………それはしないかなあ。
とりあえず、長く持ち続けた要らないものを脱ぎ捨てていきたい感じの最近。